ゴルフ場で年配の方が倒れて
ドクターヘリが
飛んできたって言う話を聞いて
10何年か前の
近所の爺ちゃんを思い出した。
この爺ちゃんは
当時80歳前後だったと思う。
若いころからゴルフを楽しんでいて
栃木のゴルフ場のメンバーで
クラブチャンピオンだった人。
栃木にある河川敷の練習場では
パパの愛称で呼ばれていたらしい。
私は何度も
ラウンドに連れて行ってもらった。
その頃は
流石に飛距離はかなり落ちていたが
アプローチとパターは上手かった。
キュースケ
おまえはドライバーが
俺より飛んでるけど
いくつであがった?
俺よりもあんなに前から打って
ボギーか?ダボか?
俺はパーだ!!
さんざん馬鹿にされながら
口撃されて
それでも楽しくて
キュースケ行くか?って聞かれると
何時も付いて行ってた。
そんな爺ちゃんが
夕方おニューのドライバーを
見せに来た。
キュースケ
このドライバーで
フックを打つと飛ぶぞ~って
嬉しそうに話していて
明日はこれで行ってくるからって
言いながら帰っていった。
次の日の夕方に悲報が
ゴルフ場で倒れて亡くなったと
友人で罹りつけの
お医者さんが一緒だったけど
ほとんど即死だったようです。
一応救急車で病院へ行ったけど
監察医の資格を持った
罹りつけのお医者さんが
一緒だったので
現場検証や司法解剖は行われずに
夕方自宅に帰ってこれた。
当時はドクターヘリは無かったから
救急車が
コース内を横切って入って来たので
ゴルフ場は
大騒ぎになったようです。
いまでも前日に
おニューのドライバーを
持て来た時の
ニコニコした顔を思い出す。
まさかあのまま逝ってしまうとは
先の事は解りません。
だから
今をもっと大事にしないとね。